パンデミックにより長らく中止されていたジャカルタの文化観光ツアーが、ようやく再開される見通しだ。ジャカルタ首都特別州文化局のイワン・H・ワルダナ局長は「オランダ大使館に協力を要請しました。ツアーについて熱心に話し合いに応じていただけています。年内に正式に開始されることを願っています。」と述べた。
ジャカルタの文化観光ツアーは、市内ウォーキングツアーとWara-wiri宗教観光ツアーの2つで構成される。市内ウォーキングツアーは、国立博物館、ジャカルタ歴史博物館(ファタヒラ博物館)、オンルスト考古学博物館などの歴史的観光地を1日かけて巡るツアーで、毎週日曜日に催行される。ツアーには文化局やオランダ大使館からのガイドも同行する予定とのこと。一方、北ジャカルタ、西ジャカルタ、中央ジャカルタ、南ジャカルタの各文化観光副局によって管理されるWara-wiri宗教観光ツアーは、礼拝所を始めとした首都の宗教的観光名所をカバーする予定だ。
これまでの観光ツアーと比べ、今回は参加対象者としてインドネシアの学生を意識している点が新しい。 イワン局長は「若者がジャカルタとオランダの文化と歴史についてもっと学び、ジャカルタが列島の偉大な文明の中心であることを理解できるようになることを願っています」と加えた。
