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ジョグジャカルタの名物コーヒー「コピ・ジョス」の歴史と効果

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ジョグジャカルタの多くの屋台で売られている炭入りコーヒー「コピ・ジョス(Kopi Jos)」。熱した炭の塊を直接豪快にコーヒーに加えた時に「ジョッ」と音がすることからその名がついたユニークなコーヒーである。

コピ・ジョスは1968年にアンクリンガン(ジョグジャカルタ式屋台)リックマンで生まれた。東ジャワの客が、コーヒーと砂糖を一緒に沸騰させて作る東部式のコーヒー「コピ・コトク(Kopi kothok)」を注文したが、それを作ることができなかった店主は、コーヒーに熱した炭の塊を加えた。この奇抜な機転によって生まれたコーヒーが人気を博し、現在ではジョグジャ名物となっている。

コピ・ジョスに含まれる活性炭は体内の老廃物や毒素を吸着して体外に排出するので、デトックス作用とダイエット効果が期待できるといわれている。胸焼けや膨満感の防止や、コーヒーに含まれる酸とカフェインを減らす効果もあるといわれている。実際100ml当たり68.78 mgのカフェインが含まれるコーヒーに、炭を入れて40分放置したところ、100ml当たり20.15mgのカフェインが吸収されたという実験結果もある。木炭の塊を投入することの安全性はしばしば疑問視されてきたが、これまでのところプラス効果のみが明らかになっている。