米国のシンクタンクであるピュー研究所が2022年6月から今年9月にかけてアジアの12カ国で行った同性婚についての意識調査によると、インドネシア人の回答者約950人のうち、92パーセントは同性婚に反対で、そのうちの88パーセントは同性婚に強く反対であると考えていることが分かった。
調査を行った国の中でインドネシアは最も反対をする人の割合が多かった。隣国のマレーシアでは82%が反対だと答えている。宗教別ではイスラム教信者で反対する割合が高く、キリスト教信者でも同様の傾向が見られた。一方、無神論者では同性婚を支持する割合が高かった。
タイ、ベトナム、日本などでは同性婚を支持すると答えた人の割合が6割を超え、タイでは合法化に向けた議論がなされているなど、周辺国の状況によって今後インドネシアでの同性婚への認識がどのように変化するかについて、専門家が注目をしている。