新首都ヌサンタラに生息する野生生物440種が、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに分類されていることがわかった。そのうち34種が「深刻な危機」、105種が「危機」、301種が「危急」のカテゴリーに分類されている。ヌサンタラから半径50キロ内には哺乳類や鳥類など合わせて3,889種の多種多様な野生生物が生息しており、早急な保護措置が求められる。
これを受け、ヌサンタラ首都庁は、ジャカルタ特別州で3月26日、「ヌサンタラの生物多様性管理マスタープラン」を発表した。このマスタープランは先に、同庁バンバン・スサントノ長官が発表した「新首都の土地面積のうち65%で熱帯雨林を残す地域空間配置計画」に沿って実施される。同庁は今後も、首都開発における環境と多様な生物の保全に尽力すると確約した。