インドネシアとアラブ首長国連邦 （UAE）は、プラスチック廃棄物の削減に協力する覚書を締結した。アブダビに拠点を置く非営利団体のクリーンリバーズが、経済的に持続可能な循環型廃棄物システムの設計と提供に焦点を当てた取り組みの実施パートナーとなっている。
インドネシアのチリウン川は世界で最も汚染された川の1つとして挙げられている。研究者は2020年にジャカルタのすべての川から流れるプラスチック廃棄物量を2,100トンと推定した。廃棄物による水路の詰まりも洪水を悪化させている。世界銀行によると、インドネシアは年間800万トンのプラスチック廃棄物を排出し、そのうち500万トンが適切に処理されていない。この問題に対処するため、両国は情報交換やベストプラクティスの共有を通じて、プラスチック汚染を削減する取り組みを進める。
