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イスラム過激派組織 解散を表明

イスラム過激派組織「ジェマ・イスラミア(JI)」の幹部が6月30日、組織を解散し、インドネシアの法律に従う準備があるとビデオ声明を出した。JIは200人以上の死傷者を出した2002年のバリのテロ事件をはじめ、東南アジアでの殺傷力の高い爆弾を使ったテロ事件に関与したことで知られている。声明によると、解散は幹部で合意され、JI傘下のすべての寄宿学校でのカリキュラムを変更し、過激思想を教えないという。

S・ラジャラトナム国際研究員でテロ対策アナリストのヌール・フダ・イスマイル氏は、「解散を決断した幹部は、組織内で最も尊敬された人物たち」と指摘し、解散の信憑性が高いとの認識を示した。しかし、この解散によりテロ行為がなくなる保証はなく、これまでのように組織内で分裂が起きる可能性もある。

ロイター通信によると、国家テロ対策庁はコメントを避けたが、近日中に記者会見を開くと報じている。