5000人突破!ライフネシア公式LINE・登録はこちら

貧困率と格差が歴史的低水準に

(c) TheJakartaPost

インドネシアの貧困率は今年3月の調査で9.03%と歴史的な低水準に達し、ジニ係数で測定される格差も過去10年以上で最低水準の0.379に達したが、いずれも政府の目標を下回っている。2024年の国家予算では、今年の貧困率目標を6.5〜7.5%に設定している。

BCAチーフエコノミストのデビッド氏は、「貧困率の歴史的低下は良いニュースだが、貧困指標は相対的な定義に基づいているためトリッキーである。多くのインドネシア人が貧困と見なされていないが、貧困ラインをわずかに上回る水準にあり、価格の変動や高インフレ、収入や購買力の変化によって容易に貧困ラインを下回る可能性がある。」と述べた。

政府は2015年から2022年にかけて2,700兆ルピア以上、2023年は443兆ルピアを社会援助に費やしたが、構造的な問題は依然として残っており、持続可能な解決策として経済成長と雇用創出が求められている。