ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は15日、西ジャワ州ボゴール市のイスタナ(大統領宮殿)で、パプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相と会談し、二国間の国防やエネルギー、貿易関係などの分野における関係強化で合意した。
ジョコウィ大統領は記者会見で、「防衛協力協定の締結は、両国の安全保障を強化するうえで極めて重要であり、ビジネスフォーラムの開催や、旅客・貨物輸送の陸路国境通過に関する覚書(MoU)を調印した」と説明した。会談の具体的な成果のひとつに、国営電力会社(PLN)による電力網の建設を開始し、国境沿いの村落に電力を供給することを約束した。
さらにジョコウィ大統領は、インドネシアは、ポートモレスビーにある病院の改築のほか、西セビック地域の公共施設の建設などといった、進行中の無償資金協力プログラムを通じて、パプアニューギニアをはじめとする太平洋諸国の開発に尽力していくと強調した。