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それナシパダン? ナシカパウ? 5つの視点で比較して見分けよう!

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ナシパダン(Nasi Padang)とナシカパウ(Nasi Kapau)は、どちらもインドネシア全土に伝わるミナン発祥の料理だが、この2つには多くの違いがある。

ナシパダンが西スマトラ州各地の料理の総称であるのに対して、ナシカパウは西スマトラ州のカパウ地方のパダン料理のみを指す。次に料理の提供方法も異なる。通常すべての料理がガラスのショーケースに山積みされるのがナシパダンで、大きなテーブルに階段のようにさまざまな料理のメニューが並べられるのがナシカパウ。3つ目の違いは料理の注文方法。ナシパダンの場合、テーブルに座るだけで店員がさまざまな料理を盛った小皿の山を持ってくる。ナシカパウでは、テーブルで客が選んだメニューのみを店員が皿に盛り付けて持ってくる。

店名にも特徴がある。ナシパダンの店は、比較的自由に店名が決められるが、ナシカパウの店は創業者の名前が店名に使われることが一般的。ナシカパウには特徴的な材料やメニューもある。ココナッツ、ジャックフルーツ、大根、十六ささげ、キャッサバの葉などが多用される。腸詰めや肩バラ肉を使ったさまざまな種類のカレー煮込み料理があるのも特徴だ。代表料理である牛肉のルンダンにも、通常ナシパダンはジャガイモなし、ナシカパウはジャガイモ入りと違いが見られる。