バリ州カランガセム県のアグン山(標高3014メートル)で12月30日現地時間午前4時9分、再び噴火がおこった。火山地質災害対策局(PVMBG)によると、噴火は3分8秒続き、火山性微動の振れ幅は最大で22ミリ、頂上が霧で覆われていたため噴煙は観測されなかったという。またアグン山はその後も6時間で3回の噴火を繰り返した。
PVMBGは噴火警戒レベルを4段階のうち上から2番目のシアガ(警戒)と発表し、近郊の住民や登山者、観光客にアグン山の河口半径4キロメートル以内に入らないよう呼び掛けている。またPVMBGは、アグン山を流れる川の上流付近の住民や登山者にも、雨季による溶岩流の発生に十分気をつけるよう警告しており、今後も噴火の可能性がある危険地域を継続的に注視し、アグン山の最新の観測データを常に更新するとのこと。
アグン山は1808年の観測史上初の噴火を封切りに何度も噴火を繰り返している。
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