フォード・モーター社は2025年にインドネシアで電気自動車(EV)製造工場を設立する予定だ。
インドネシア政府は、EV産業への投資を重要視しており、地元生産の強化を目指している。産業省のファイソル・リザ副大臣は、「過去数年の市場形成戦略が2026年末までに成果を上げると確信している。」と述べ、製造業者の工場設立が社会経済的影響や雇用創出に寄与する点を強調した。政府は地元生産の強化に向け、EV産業での地元調達率を2026年までに40%、2030年末までに80%に引き上げる目標を掲げている。
一方で、外国企業や商工会議所からは厳しい規制が外国企業の参入を妨げるとの批判もある。フォードは中国の浙江華友コバルト社との協力でニッケル加工プロジェクトに参加しており、再びインドネシア市場に力を入れる姿勢を見せている。