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ボゴール農科大学 トバ湖の外来魚を調査

ボゴール農科大学(IPB)水産学部は、北スマトラ州のトバ湖に生息する外来魚レッドデビル(学名フラミンゴシクリッド)の生息数と地域への影響について調査した。

この魚はニカラグア原産でインドネシアに元々生息する在来魚ではなく、なぜ現在トバ湖に生息しているかは不明だという。近年、トバ湖地域のレッドデビルの数は急激に増加し、他の生物の生息数をおびやかす恐れがあるとしてトバ湖の漁師が危惧する問題となり、調査を行うきっかけとなった。レッドデビルの身は少なく骨は硬く、人々があまり好んで食べないため数が減らず、さらに繁殖のスピードが早く他の生物を捕食するため急激に増加したという。外来魚で天敵がいないことも増加の理由の一つだとした。

調査の結果、レッドデビルの生息域は7つの県にまたがるトバ湖全域に拡大していると判明した。IPBはレッドデビルへの対策方法を発見したとして近く国と地方政府に報告するとしている。