アチェ州東アチェ県ペウレラック地区の海岸で1月6日、女性や子どもを含む260人以上のイスラム系少数民族ロヒンギャの難民が漂着しているのが確認された。数日間、海上を漂流していたとみられる。当局によると、男性117人、女性147人、こども30人の計294人で、当初は木造船2隻で出発したが、うち1隻は海岸で沈没した。また、マレーシアのランカウイ島沖から入国を試みたが、マレーシア当局に追い返されたという。
ロヒンギャ難民のインドネシアへの到着は、モンスーンの季節に減少し、海上が穏やかな季節に増加する傾向にある。昨年10月に南アチェ県の沖合でロヒンギャ難民152人が上陸し、翌11月には東アチェ県沖で木造船が転覆、ロヒンギャ難民100人以上が救出された。アチェ当局は、今回のロヒンギャ難民の移動先をまだ決定していない。