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BTN、イスラム銀行の買収を拡大へ

国営銀行のバンク・タブンガン・ヌガラ(BTN)は、ビクトリアシャリア銀行(BVS)を完全買収する計画を発表した。この買収により、BTNは国内イスラム金融市場での地位を強化し、シャリア金融商品への需要増加に対応する狙いがある。BTNのニクソン社長は、今後さらにシャリア銀行の買収を検討する可能性を示唆する一方、まずはBVSとの統合を成功させ、BTNシャリアを独立した銀行として運営することに注力すると述べた。特に住宅ローン市場におけるシャリア契約の需要が高まり、低所得層の20~25%がシャリアローンを選ぶ現状を踏まえ、成長の見込みがあると強調した。

金融サービス庁(OJK)の規定により、総資産50兆ルピア以上のシャリア事業部門は、親銀行から分離または他のシャリア銀行との統合を求められている。統合後の新銀行の資産規模は67兆ルピアと予想されている。