新興の航空会社BBNインドネシア・エアラインズは1月15日、ジャカルタ~スラバヤ線の路線を停止した。同路線は、2024年9月27日に初就航したばかりだが、搭乗率が50%に満たず、回復の見込みはないとして停止を決断した。同日最終日の搭乗者数は、ジャカルタ発の航空機(ボーイング737-800座席数166席)に81人、スラバヤ発の航空機(同)には59人だった。翌16日、同社は内部監査を実施し、1月17日から3月28日までの期間に予約販売された航空券計306枚のうち、288枚を払い戻した。残りの航空券は払い戻し手続き中。
同社は、ACMI(航空機、乗務員、整備、保険)サービスの大手プロバイダーであるアヴィア・ソルーション・グループの子会社で、22年8月にジャカルタで設立された民間の航空会社。23年に運輸省から商業飛行の許可を取得し、当初は航空貨物サービスを手掛けていたが、この度旅客分野にも参入した。