自然豊かなインドネシアには、圧巻の自然美を体感できる雲の上の観光地が複数ある。西ジャワ州タシクマラヤの中心部から約30〜40分の位置にある「パンヤングラヤンの丘」は、海抜約350mの丘。早朝にはガルングン山に囲まれた美しい日の出、夜にはタシクマラヤ市の夜景が楽しめるので、キャンプで一晩過ごすのがおすすめ。中部ジャワ州バンジャルネガラの「ディエン高原」は海抜2,093m。スンドロ山、スンビン山を覆う雲海を見ることができる人気観光地のひとつ。北スラウェシ州北トラジャの「ロライピーク」は海抜約1,300m。雄大な景色に加え、観光アクティビティーも豊富だ。
東ジャワ州ルマジャンの「Puncak B29(別名アルゴサリ峰)」は海抜2,900m。その名の由来には「Bは丘を意味し、29は丘の番号」という説と「地元の人々がつけた海抜を表す呼び名」との説がある。ブロモ山地域の最高峰であり、サバンナの植生が眺められる。バンテン州チベベル地区のルフル山の「チトレック峰」は海抜1,037m。ジャカルタからわずか80kmのこの地でも、気象条件が良い日には雲海が見られる。東ヌサトゥンガラ州フローレス島のウォロボボ山は海抜1,700m。山頂ではイネリエ山とサウ海を背景に、ガゼボに座ってアラビカコーヒーを楽しむことができる。