5000人突破!ライフネシア公式LINE・登録はこちら

政府、銅輸出特例を検討

米鉱業大手フリーポート・マクモラン(FCX)は、インドネシア子会社PTフリーポート・インドネシア(PTFI)の銅精鉱輸出再開に向けて政府と協議を進めており、最終承認を待っている状況だ。 PTFIは2024年10月のグレシック製錬所(東ジャワ州)火災により操業を停止した。インドネシア政府は、鉱物資源産業への投資誘致と輸出価値の向上を目的に、2025年1月1日より銅精鉱を含む未加工鉱石の輸出を禁止したが、PTFIは「不可抗力」条項を適用し、政府に輸出延長の特例措置を求めていた。

FCXのキャスリーンCEOは、1月23日の決算報告会で、第1四半期中の承認が見込まれると述べた。政府関係者が製錬所を訪れ、輸出継続に前向きな姿勢を示している。製錬所の修復は6月に完了予定で、年内の完全稼働を目指す。政府の最終承認は大統領の判断待ちであり、輸出枠も決定される予定である。