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製造業、信頼感向上もコスト圧力継続

製造業は2025年1月に生産活動を拡大し、原材料や完成品の在庫を積み増しした。S&Pグローバルによると、1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9で、前月の51.2から上昇し、2024年5月以来の高水準となった。国内外の需要増加に伴い、新規受注と輸出注文が増加している。企業は今後の需要増加を見込み、雇用を2年半ぶりの高水準で増やしたが、受注残の増加を抑えられなかった。コスト上昇圧力は続くが、価格転嫁は限定的だった。

産業省の企業信頼感指数(IKI)も1月に53.10へ上昇し、5カ月ぶりに回復。20の製造業サブセクターが成長をけん引し、GDPの95.5%に貢献した。1月の生産指数は53.39と拡大を維持したが、前月比で2.14ポイント低下。2024年の付加価値税(VAT)引き上げ計画を見越した先月の増産が影響した。