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続く資本流出とルピア安

2025年初めから、金融市場は米国の貿易政策や地政学的リスクの影響で不安定な状況が続いている。米国の関税政策により、世界的な貿易戦争の懸念が高まり、インドネシアのJCI指数は9.8%下落、ルピアは1米ドル=16,580ルピアまで下落した。インドネシア銀行(BI)は1,557億ドルの外貨準備高を背景にトリプル介入政策を実施しているが、資本流出や輸入増によりルピア安が続いている。政府は外貨確保のため、天然資源輸出収益(DHE SDA)の国内還流を義務化し、1,680億ドルの輸出収益の70~80%を国内銀行に還流させることで安定化を図っている。

金融市場の深化も進み、IPO促進、新規投資商品の開発、債券市場強化などが実施されている。外国人投資家の債券保有比率は40%から15%に低下。政府は2022年の金融セクター法を通じ、市場安定化と投資環境強化を推進している。