インドネシア政府は3月7日、環境規則に違反し、ジャカルタ首都圏(ジャボデタベック)に甚大な洪水被害をもたらしたとして西ジャワ州ボゴールのプンチャック地区にある4つの観光施設を閉鎖した。閉鎖対象は、茶農園や遊園地を含む4つの施設で、その中の遊園地「Hibisc Fantasy」については、すでに取り壊しが開始された。これらの施設は、無許可で土地利用を変更し、集水域を破壊して下流域の洪水リスクを高めたとされている。
この問題に対しアグス・ハリムルティ・ユドヨノ・インフラ・地域開発担当調整相は、プンチャック地区の建築規制の違反を厳しく指摘した。また、農業省や国土省に対して、他の施設に関する土地利用監査を強化するよう指示し、違反が確認された場合には、必要に応じて是正措置を取る方針を強調した。