北マルク州のハルマヘラ島にある活火山イブ山(標高1,340メートル)が3月26日に再び噴火し、上空千メートルの高さにまで煙と火山灰を噴き上げた。現地時間午前9時45分に噴火し、山頂から300メートルの高さにまで溶岩が立ち昇った。観測所の職員は東の方角に向けて濃い灰色の噴煙が噴き流れたと話している。
噴火は1分15秒程続いたという。同職員は火口から約9キロメートル離れた観測所で噴火の音が聴こえたとも話している。当局は住民と観光客に山頂から5キロメートル以内の区域に立ち入らないよう求め、火山灰から身を守るためにマスクとゴーグルを着用するよう注意喚起している。また、噴火警戒レベルは4段階中上から2番目の警戒(siaga)に指定している。イブ山は今年1月だけで約千回の噴火を起こしていて、インドネシアの活火山の中で最も活発な活火山の一つである。