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2025年初頭だけで6万人解雇

労働組合は、2025年初頭の製造業における大量解雇に警鐘を鳴らしている。インドネシア労働組合連合(KSPI)によると、1〜2月の間に約6万人が職を失い、7月には15万人に達する可能性がある。

主な原因は、企業の倒産、事業縮小、海外移転である。特に影響が大きいのは繊維業界で、破産したPT Sri Rejeki Isman(Sritex)とPT Karyamitra Budisentosaがそれぞれ1万人を解雇。さらに、ナイキ製造請負企業のPT Adis Dimension FootwearやPT Victory Chingluh Indonesiaも3,500人を削減した。電子機器メーカーのPT Sanken Indonesiaやヤマハのピアノ工場2社も閉鎖を予定している。業界関係者は、高賃金、物流コスト増、税制の不安定さが企業の競争力を低下させていると指摘している。