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インドネシア大学の学生が国軍改正法に異議申し立て

インドネシア大学法学部の学生9人は3月21日、可決された国軍改正法に対する違憲審査を憲法裁判所に求めた。学生らは、この法律の批准に反対し続ける姿勢を示している。

今回の改正では、スハルト政権時代のように軍が政治や行政の分野で二重の役割を担う可能性があるとして、識者や国民の間で懸念の声が上がっている。その影響もあり、3月23日にはマラン地方議会議事堂前で大規模な抗議デモが行われた。このデモでは6人が逮捕され、さらに一時的に所在不明となった人が6人いたと報道されたが、その後全員が釈放・発見されたという。また、インドネシア法律扶助財団によると、国軍改正法案に反対するデモが各地で発生し、ジャカルタやマラン、スラバヤなどの都市では少なくとも数十人が脅迫や暴力、拷問、恣意的な逮捕を受けた事例が確認されているという。