商業省のディア・ロロ・エスティ副大臣は、消費者の購買パターンの変化により国内の小売取引額が5〜8%減少する見通しを明らかにした。
近年、消費者はより安価な商品を選び、小売を介さず直接購入する傾向が強くなっている。この状況に対し副大臣は、小売業者が技術の進化に合わせて消費者ニーズに柔軟に対応していくことが必要だと述べた。特に、店舗での購入時に顧客満足度を高めて購買意欲を向上させることが重要だとした。
一方で、副大臣は小売市場には依然として大きな成長の余地があるとも指摘した。背景にはインドネシア経済の安定的な成長と人口2億8,400万人のうち、多くが若年層や生産年齢層であるという強みがあるとした。
この強みを生かすため、小売業界もテクノロジーを取り入れながら進化し続ける必要があるとしている。