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ガルーダ航空、整備と財政問題で15機を運航停止

5月6日、国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空は、整備の遅延およびスペア部品不足を理由に15機の運航を停止したと発表した。このうち14機は格安航空子会社のシティリンクが保有する機体で、全機が大規模な点検および部品交換を要する重整備待ちである。

技術部門責任者のラフマット氏によると、世界的なサプライチェーンの混乱と部品不足が整備作業の長期化を招いている。一部の供給業者は同社の財務状況に対する懸念から、部品と人件費の前払いを要求し始めている。

現在、同社は約140機の保有機のうち約10%を運航停止中で、この割合は東南アジア平均の2〜3%を大きく上回る。燃料費やドル建てコストの上昇、ルピア安、政府による運賃上限規制も経営を圧迫している。2024年の純損失は6,978万米ドルで、整備費用の増加が大きな要因とされる。