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ジャカルタ州、2025~2029年の中期開発計画に高層住宅とスラム街の再開発を盛り込む

ジャカルタ州政府は、2025~2029年の地域中期開発計画(RPJMD)に、高層住宅の建設とスラム街の再開発を主要施策として盛り込むことを発表した。プラモノ・アヌン知事は、良好な住宅へのアクセス向上策として、土地集約化を伴う高層住宅建設と都市における土地改革の実施を推進すると述べた。

州議会の一部会派からRPJMDにおける住宅供給の懸念が提起されたことを受けて、知事は高層住宅建設に加え、賃貸・購入両面で住宅へのアクセス改善のための行政システムの改革を挙げた。 さらに、地域住民の参加によるスラム街(RW)の段階的再開発も計画に含まれる。

既にパルメラー地区(西ジャカルタ)とタナ・ティンギ地区(中央ジャカルタ)に高層住宅(KTV)が建設済みであり、2024年末時点で445あったスラム街RWのうち284が改善済みである。2025年はさらに55RWの改善を予定する。州政府は、2027年までに全ての対象RWの再開発完了を目指す。