インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は6月26日、15州で再生可能エネルギープロジェクトの竣工式を実施した。大統領は、これらのプロジェクトがインドネシアの自立した再生可能エネルギー資源管理能力を明確に示すものだと述べた。
主なプロジェクトとして、東ジャワ州ボンドウォソのイジェン地熱発電所(PLTP)がある。同州初となる同発電所の初期発電能力は35メガワットで、最終的には110メガワットを目指す。投資額は3兆9000億ルピアに上る。イジェンPLTPは、約8万5000世帯へのクリーンエネルギー供給と、運用期間中の二酸化炭素排出量700万トンの削減を予定している。
その他、8つの地熱発電所と47の太陽光発電所の稼働開始および建設も発表された。地熱発電所3基は既に商業運転を開始しており、太陽光発電所も順次建設される。これらのプロジェクトは、インドネシアのエネルギー自給自足に向けた取り組みの一環である。