スカルノ・ハッタ空港警察は、人身売買(TPPO)に関与した疑いで28人の容疑者のうち11名を逮捕した。3~7月にかけて、同空港からの出国を阻止されたTPPO被害者は340人に上る。
容疑者らは、インドネシア人労働者を違法に海外へ送出し、主に家政婦やプランテーション労働者として、中東諸国(UAE、サウジアラビアなど)やカンボジアなどに送り込む手口を用いていた。SNSなどを利用し、高額な報酬を提示して被害者を勧誘していたという。
逮捕された11名は、空港警察の留置所に収監され、残りの容疑者についても捜査が続けられている。容疑者らは、2017年制定の海外移住労働者保護法および2007年制定の人身売買犯罪撲滅法違反で起訴され、最長10年の禁錮刑と最高150億ルピアの罰金が科せられる可能性がある。