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チカンデ放射線被ばく、9人治療

インドネシア保健省は10月3日、バンテン州チカンデ地区における放射性物質セシウム137(Cs-137)の曝露で、全身カウンター(WBC)検査により9人が陽性反応を示し、ジャカルタのファトマワティ病院で治療を受けていると発表した。9人には症状がなく、健康状態は良好だという。

同省のアジ・ムハワルマン広報局長によると、周辺住民や工場従業員約1562人を検査。治療には放射性物質除去剤プルシアンブルーが投与される。曝露は外部被ばくの検出、除染、血液検査、内部被ばくの確認を経て特定される。

政府はCS-137対策タスクフォースを設置し、チカンデ周辺5キロメートル圏内で迅速に対応。住民へのリスク教育や健康モニタリングを強化する。過度な懸念は不要で、除染や医療対応を実施済みだと強調した。