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トヨタ通商が1.6兆ルピア投資 錫・銅下流化を推進

インドネシアの投資・下流化省(BKPM)は11月10日、トヨタ通商が国内の錫と銅の下流化産業に対し1億米ドル(約1.6兆ルピア)を投資する意向を表明したと発表した。電動車や電子部品の需要増に対応するため、原材料供給網の強化を目指す。

投資対象は、錫を使ったはんだペーストの製造施設建設や、電線用銅ロッドの生産・供給確保。トヨタ通商は既にPT Timah Tbkと錫製品で取引があり、はんだペースト工場では同社を現地パートナーとする計画を初期段階で協議している。

投資・下流化省のトドチュア副大臣は7日、東京でトヨタ通商の幹部と会談し、これらの投資計画について協議した。日本からの対インドネシア直接投資は過去5年間で188.9億米ドルに達し、国別で4位につける。両国は下流化やグリーン技術分野での連携強化を進めている。