インドネシア国内における金価格が、依然として高値圏を維持している。通常、金価格は国際市場の動向に連動するが、現在の国内相場の高止まりを引き起こしている「元凶」は、対米ドルでのルピア安の進行にある。2026年2月18日時点で、アンタム製の金地金価格は1グラムあたり約287万ルピアから290万ルピア前後で推移している。国際的な金スポット価格が調整局面に入ったとしても、ルピア相場が1ドル=1万6900ルピアに迫る勢いで下落しているため、ルピア建ての評価額が下がらない構造だ。
特にラマダン(断食月)を控え、通常であれば宝飾品需要が高まる時期だが、為替要因による価格硬直性が消費者の購買意欲に水を差す懸念もある。市場関係者は、米国の金融政策とインドネシア中央銀行の金利政策の乖離が続く限り、この傾向は当面続くと予測している。



















