ブロックMの復活劇がZ世代を熱狂させている今、ジャカルタの熱視線は次なる伝説、パサール・バルへと注がれている。楽器やカメラ、そして繊維の街として長年親しまれてきたこの場所が、夜まで賑わう最先端のスポットへと生まれ変わろうとしているのである。
「死んだ街」と呼ばれる現状を変える鍵は、夜の活気だ。ウィサタ・クレアティフ・ジャカルタの創設者であるイラ氏は、ブロックMの成功に続くには、若者を惹きつける「映える」スポットや、夜遅くまで語らえるカフェの誘致が不可欠だと説く。
再生計画の目玉となるのは、かつての象徴であったカノピー(天蓋)の復刻と、徹底した歩行者天国化だ。さらに、200年続く「繊維の街」としての誇りを現代風にアレンジする案も浮上中だ。ストリートをランウェイに見立てたファッションショーの開催など、歴史とトレンドの大胆な融合が期待されているのだ。
今後数年でこの文化遺産地区は劇的な変化を遂げるだろう。変貌を遂げるその日まで、バクミ・ガン・クリンチなどの伝説的なグルメを味わいながら、この街の覚醒を待つのも悪くない選択である。
もうひとネタ!
再開発を待ちながら、路地裏の名店チャクウェ・コー・アテクで揚げパンをほおばるのも乙なもの。 変わりゆく街並みの中で、古き良きジャカルタの味は今のうちに堪能しておきたい。



















