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中部ジャワ州、プラ価格高騰で「脱プラスチック」加速

・原材料高でプラ包装材が最大2倍に高騰
・当局は環境配慮型の経営への転換を推奨
・中東情勢悪化で繊維輸出も7%超の減少

中部ジャワ州で、包装用プラスチックの価格が従来の1.5倍から2倍に急騰している。原材料価格の上昇を受け、同州の工業商務局は、地元業者や産業界に対し、環境負荷の低い「ゼロ・ウェイスト(廃棄物ゼロ)」への転換を強く促している。

現地での調査によると、ペカロンガンやスマランなどの主要都市では、包装資材のコスト増により飲食業者が値上げを余儀なくされ、売り上げが減少するなどの影響が出ている。スマランで飲食店を営むアヨン氏は、プラスチック容器の代用としてバナナの葉や新聞紙の活用を始めたと話す。同州のジュリー局長は「プラスチック使用の削減は以前から推進してきたが、今回の価格高騰を機に改めて運動を強化する好機だ」との見解を示した。

背景には中東情勢の緊迫化に伴う地政学リスクがある。同州の輸出額は、米国や中東向けの繊維製品を中心に7.23%(約3億ドル相当)減少した。物流の混乱や主要市場の需要減退に対応するため、輸出市場の多角化によるリスク分散が急務となっている。