インドネシア国家警察の犯罪捜査局薬物犯罪取締部は5月18日までに、東カリマンタン州サマリンダの通称「麻薬村」を摘発したと発表した。当該地区は「スナイパー」と呼称される数十人の監視役によって組織的に防衛されており、無線機を駆使した高度な警戒態勢が敷かれていた。
警察の調べによると、現場となったガン・ランガール地区では、夜間に31人、日中に22人の監視役が各路地に配置されていた。彼らは不審者や警察の接近を無線で内部に伝達するほか、購入希望者に対して「車両1台につき1人のみ進入可」という独自のルールを課し、外部からの介入を徹底して排除していた。薬物犯罪取締部長のエコ准将は、同地区の密売が極めて構造的かつ組織的に行われていたと指摘した。
警察は5月11日から16日にかけて「アンダーカバー・バイ(潜入購入)」による捜査を実施。ハンディク大佐およびケビン大佐率いる合同チームが地区への潜入に成功し、取引の実態を確認した。15日の強制捜査では、小売店アルファマート前で警戒にあたっていたムハマド・タムリン容疑者や、密売窓口の担当者アデ・サプトラ容疑者ら計11人を逮捕した。警察は引き続き、組織の背後関係について追及を強める方針だ。


















