国家警察犯罪捜査局は6月8日、国内最大級の音楽フェスティバル「ジャカルタ・ウェアハウス・プロジェクト」の運営管理側に対し、事情聴取を実施した。2023年にバリ島で開催された同イベントにおいて、「ウィップ・ピンク」と呼ばれる亜酸化窒素(笑気ガス)の不適切な販促活動が行われた疑いが持たれている。
国家警察刑事捜査局麻薬犯罪捜査部の局長であるエコ准将によると、捜査の焦点は2023年12月のイベント時に行われたキャンペーンにある。当時、SNS上で「5本購入で1本無料」といった販促が行われていたことが確認されている。ズルカルナイン監察官は、大規模イベントでの普及が若年層への浸透を招いていると指摘する。
笑気ガスの乱用を巡っては、インフルエンサーによる使用後のまひ症状なども報告されており、社会問題化している。現行法では麻薬取締法の対象外だが、健康法違反に問われる可能性がある。同法に基づく罰則は最長12年の禁錮刑、または最大で50億ルピア(約4,600万円)の罰金が規定されている。当局は実態解明とともに、規制対象への追加も視野に検討を進める方針だ。

















