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北スマトラで燃料不足回避へ 軍が輸送支援

記事要約
・配送運転手のストで燃料供給が停滞
・インドネシア軍が配送業務を緊急代行
・メダン市などの給油所へ段階的に供給

インドネシア北スマトラ州で、燃料供給の停滞を回避するため国軍が異例の支援に乗り出した。同州政府は、燃料配送を担う運転手らによる大規模な業務停止を受け、国営石油プルタミナおよびインドネシア国軍(TNI)、国家警察と緊急調整を実施。配送網の維持に向け、軍の投入を決定した。これを受けて、ブキ・バリサン第1軍管区の陸軍兵士らが、7月14日夜からメダン市を含む州内各地のガソリンスタンドへの燃料輸送を開始した。

現場では、軍の要員がプルタミナのブラワン貯蔵ターミナルからタンクローリーを自ら運転し、各地の給油所へと燃料を運び出している。今回の措置は、物流の要である燃料供給網のまひが市民生活や、経済活動に及ぼす影響を最小限に抑えるための緊急的な対応だ。州政府は軍の機動力を活用することで、混乱の早期収束を図る構えである。燃料輸送は段階的に進められており、メダン市内のほかに、周辺の地方都市へも順次拡大される見通しだ。軍の迅速な介入により、懸念されていた深刻な燃料不足は回避される公算が大きいとみられている。