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モスクの騒音訴えた仏教徒 最高裁が上告却下

最高裁判所は8日、モスクから流れるアザーン(礼拝を呼び掛ける音声)に対し、騒音被害を訴えたとされる仏教徒のメイリアナさん(44)が受けた有罪判決「宗教冒涜罪」について、弁護側上告を却下する決定を下した。メイリアナさんは、地方裁判所による禁錮1年6ヵ月の有罪判決が確定することになるが、被告弁護側は、再審や大統領恩赦などの法的手段で判決を覆す方法を模索するとしている。
北スマトラ州メダン市在住のメイリアナさんは2016年7月22日、イスラム教徒の隣人に「モスクの音量が大きすぎて耳が痛いので、音量をさげるようにお願いしてほしい」と頼んだところ、警察に通報された。この問題は、法律の領域までおよぶこととなり、北スマトラ州のウラマー評議会(MUI)のイスラム法学者らによる審議も行われた。メイリアナさんは、2018年5月30日からメダン市内の留置所で勾留されている。