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校長のセクハラを録音した女性職員 懲役6ヵ月の判決に恩赦を懇願

西ヌサトゥンガラ州ロンボク島、マタラム第7国立高等学校の校長に度重なるセクハラを受けたと主張する女性職員、バイク・ヌリルさんが電話でのわいせつな会話を録音して教育委員会に提出したところ、校長がバイクさんを電子情報取引法違反で訴え、2018年9月に懲役6ヵ月および5億ルピアの罰金の判決を受けた。この件で、今年7月に最高裁判所への再審請求が棄却されたバイクさんは涙ながらに会見し、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領に恩赦を懇願した。インドネシアにおける女性の人権問題を象徴する事案であるとして、社会の注目を集めている。
ジョコウィ大統領は7月15日、バイクさんの恩赦について国民議会で協議し検討するよう要請書を送った。同要請を受け、国民議会は7月25日に開かれる総会で結論を出す。証拠として提出されたデータは2012年に録音されたもので、現地警察からは証拠として無効と見なされている。