中国のインターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)がインドネシアを含む東南アジア事業を強化している。15日にはシンガポールに東南アジア事業を統括する拠点を開設した。米国とインドの事業が低迷していることから、経営資源を東南アジアに振り向ける意向だ。
テンセントは6億5000万人の巨大な人口を抱える東南アジアは中間層が増えていることもあり、事業を拡大していきたいとする。
テンセントはすでにインドネシア、マレーシア、タイにオフィスを置く。今後に東南アジア事業の拡大に向け、様々なポジションで人材の採用を拡大する意向だ。
米国のトランプ大統領はこれまでに、9月半ばからテンセントの「微信(ウェイシン、WeChat)」と中国のByteDanceの「TikTok」を禁止すると明らかにしている。
インド政府は国境地帯での衝突を受け、テンセントのゲーム「PUBG Mobile」などを禁止している。