インドネシアで資産規模第2位の銀行、国営バンク・マンディリはこのほど、2020年1~9月の純利益が14兆300億ルピア(約9億5600万米ドル)となり、前年同期から30.7%のマイナスになったと明らかにした。
一方、1~9月の融資実行額は前年同期比3.79%増の873兆7000億ルピアとなった。
インドネシアの銀行部門は新型コロナウイルスの流行拡大とそれに伴う移動制限により打撃を受けている。銀行部門全体の融資実行額は1~9月に前年同期から0.12%増にとどまった。こうした融資の低調な伸びが、事業活動を停滞させる一因になっているとみられる。結果的に需要や購買力の低迷につながると懸念されている。