8月22日にジャカルタ特別州の最高検察庁ビルで発生した火災に関連して、国家警察は容疑者8人を特定したと公表した。
火災の原因は放火では無く、工事作業員のたばこの火の不始末に加え、工事現場で可燃性物質を不適切に取り扱っていたことと結論付けた。容疑者のうち5人は現場作業員で、火元とみられる6階で当時作業を行っていた。また、この5人の現場監督も容疑者の1人と特定された。
5人はシンナーや接着剤などが近くにあるところでたばこを吸いながら工事作業を行っており、現場監督はそのことを見過ごしていたという。また、現場で用いられていた床用洗剤の製造会社の社長も容疑者として名を挙げられている。
この床用洗剤は製造認可を受けていないもので可燃性物質を含んでおり、火が急激に拡がった原因と見られる。火災発生時、最高検では重大な汚職事件を取り扱っていた最中で、火災はその調査と関係があると疑われたこともある。