リアウ州警察は11日、象牙を密売しようとしていたとして50代の男3人を逮捕した。うち、一人の男は高等専門学校の教師だった。男らは、象牙の中にセメントを詰めて重量を増し、より高価な値段で密売しようとしていた。
密売価格は1億ルピア。警察は、男らに余罪があるとみており、また逮捕された男らの他に象牙を狙いジャンビ州で密漁した共謀者がいるとして詳しい捜査を続けている。
IUCN(国際自然保護連合)による絶滅のおそれがある野生動物のリスト「レッドリスト」では、アジアゾウを絶滅の危機が非常に高い状況にある「EN(絶滅危惧種)」とみており、特にスマトラゾウに関しては絶滅寸前を意味する「CR(近絶滅種)」と認定している。