インドネシアの衣料品製造大手パン・ブラザーズはこのほど、個人用防護具(PPE)とマスクの生産・輸出量が2021年に縮小する見通しだと明らかにした。各国で新型コロナウイルスワクチンの開発が広がっているため。
パン・ブラザーズは「PPEとマスクの輸出は2021年に、前年の30~40%にとどまるだろう。2021年のPPEとマスクの輸出は2020年を大きく下回ることになる」と予測する。
同社は「各国で新型コロナウイルスワクチンの導入が進もうとしている。このためインドネシアと世界各国で、ワクチンへの移行にあたり、PPEとマスクの需要は2020年に比べて確実に少なくなる」と説明している。
これまでに英国が米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンを承認している。