新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者を埋葬してきたポンドック・ランゴン公営墓地(東ジャカルタ)で、死者数の継続的な増加に伴って墓地内の空地が不足し、新たな死者の遺体を既存の墓の上に重ねて埋葬せざるを得ない状況となっている。
同墓地の管理責任者によると、2週間前に空地が尽き、新たな死者の親族が同墓地に埋葬されている場合、同じブロックに重ねて埋葬することが最大限の善処となっており、ほかに打つ手がないとコメントしている。
ジャカルタ首都特別州では、3月1日から12月2日までの間に新型コロナウイルスまたは肺炎様疾患によって特別な手順で埋葬された死者の数は9085人にのぼる。
同州政府は8~9月にかけて同墓地を1万3300平方メートル程度拡張済。COVID-19の死者埋葬先として指定されている公営墓地は2か所で、テガル・アルー公営墓地(西ジャカルタ)には残り600区画程度空地がある。