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ライオンエア墜落事故 計器に不具合が判明

10月29日、ジャカルタ発パンカルピナン行のライオンエアJT610便がジャカルタ沖に墜落し189人の乗員乗客全員が犠牲になった事故で、同機のブラックボックスを回収し原因究明にあたっている国家運輸安全委員会が6日、同機の対気速度計が故障していたと発表した。
また、ブラックボックスから得たデータによると、同計器の故障は過去4回のフライトで発生していたことが分かっており、左右にある対気速度計の示す数値が異なっていたため、機長と副操縦士とでは確認できる速度と高度が異なっていた。
一方で、国家運輸安全委員会の航空安全調査局長は、同計器の故障が墜落事故の直接の原因であるとは結論できず、事故発生当時の状況及び整備状況を詳しく分析し、墜落の原因を引き続き究明していくとコメントした。
事故機を操縦していた機長と副操縦士は共にベテランで、両者合わせて1万1千時間以上の飛行経験があった。