ジャカルタ特別州警察は7日、同日未明にジャカルタ~チカンペック高速道路において警官が襲撃され、その場で6人を射殺したことを会見で明らかにした。
射殺された6人はイスラム強硬派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の支持者で、同日午前に予定されていたFPI代表の指導者ハビブ・リジック・シハブ氏の取り調べを妨害しようとした疑いがある。リジック氏は先月の集会におけるコロナウイルス感染予防対策違反で取り調べを受ける予定だった。
警察は取り調べを妨害しようとする計画があるという情報を得て調査を開始し、容疑者らの車を尾行していたところ、容疑者らから銃や刃物を使った襲撃を受けたために10人のうち6人を射殺したという。残りの4人は現場から逃走した。
警察は会見で、捜査妨害は重罪にあたると警告し、警察への脅しには断固として立ち向かうと述べている。