中央ジャカルタ区イスタナ(大統領宮殿)周辺で12月18日、複数のイスラム団体が集結し、「1812活動」と称した抗議活動を行った。強権派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の指導者ハビブ・リジック・ジハブ氏の逮捕や、警察官によるFPI構成員6人の射殺に抗議するものであった。
州警察は新型コロナウィルス禍でのデモ行進を認めておらず、2500人以上の警察官を配備して集結したイスラム教徒らを解散させた。しかし群衆の一部が警察官と衝突して頭から血を流すなど負傷者も続出したが、結果10人以上が逮捕された。また地方からバスでジャカルタへ向かっていた別のイスラム団体も追い返され、首都入りを阻止された。ジャカルタ州警察は、このデモの主催者を捜査し始め、各団体の幹部から事情徴収する方針を明らかにしている。