インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

避難所で生まれた新たな命 マルク州地震

マルク諸島サラフトゥ郡リアン村で4日午後6時40分頃、ヘニィ・トミアさん(31)が避難先のテントの中で男児を出産した。母子ともに健康状態は良好だという。
ヘニィさんの分娩が始まった際、避難先のテントが病院や保健センターから遠いため困惑していたところ、保健センターのスタッフや医療関係の大学生ボランティアがテントへ駆けつけ、適切な処置を行った。
ヘニィさん以外にも、近隣のワイミタル村の避難テントで、妊婦4人が出産した。またカイラトゥ村では、医療補助を受けられず台風と豪雨の中、自力で出産した妊婦もいた。
マルク諸島では9月26日、マグニチュード6.5の強い地震が発生し、39人が死亡、1500人以上が負傷した。この地震で家屋の損壊などの被害が発生し、1万5000人超が避難生活を余儀なくされている。