南ジャカルタ地方裁判所は12月29日、強権派イスラム団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の指導者ハビブ・リジック・ジハブ氏に出されていた「捜査中止命令書」を取り下げる決定をした。
ジハブ氏は2017年5月に親しい女性とチャットアプリを通じてわいせつな会話を行い、その会話がインターネットに流出して「ポルノ規制法」違反で容疑者認定を受けていたが、同氏はこれを否定しサウジアラビアへ逃亡した。
その後、流出した情報元の真偽が図れないとして同年8月に捜査中止命令書が出されていた。しかし昨年11月に同氏がサウジアラビアから帰国後、新型コロナウィルス感染症対策の行動制限違反を煽動したとして逮捕されており、今回の判決によりポルノ規制法違反容疑でも今後捜査が再開される見通し。