11月4日、タイのバンコクで開催された第35回ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議に出席したジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領と安倍晋三首相が会議の合間に二者会談を行った。
ジョコウィ大統領は会談のはじめに、政権2期目の今後5年間で目指す政策について、人材育成、インフラ整備、および規制と政府組織の簡略化が最優先であると強調した。また、特にインフラ整備と人材力向上の2つの課題において日本に協力を仰ぎたいとの意向を示し、安倍首相はこれを歓迎した。
人材育成においてジョコウィ大統領は「職業訓練やインターンシップにおいて日本との連携を強化し、デジタル、技術、創造経済の分野で起業支援プログラムを実施したい」と述べた。
両首脳は経済の課題についても互いに意見交換を行い、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内妥結を目指す方向で一致した。
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